漢字違いで大違い
しばらく前に、大学での講義中に講義レジュメを読み上げていて、「・・・情報の反故を・・・」で「ん?」
一瞬自分が書いたことが理解できなかった。数日前に講義準備で用意したものだが・・・。ようやく「反故」は「保護」の変換ミスだと気づいて、学生に謝った。
それにしても、同じ「ほご」でもずいぶん意味は違う。大切な情報を保護しないで、反故してどうする?とツッコミたくなってしまうほど、正反対の行動になってしまう。
ワープロが普及するようになって、読みから漢字に変換するのがあたりまえになると、このような同音異義語の使い間違いをよく目にするようになった。
先日も、あるネット上での文章で、「このサービスの対象機関は・・・」というものを目にした。これだけでは別に変ではないが、この文の前後の文脈から、「機関」は「期間」の間違いだと判断した。
恐らく書き手がその漢字だと勘違いしているというよりは、単に変換ミスだと思われる。私も自分でこんなミスをしないように自戒していたのに、やってしまった・・・。
漢字変換のミスに起因するものは気をつければ防げるが、微妙な意味の違いなどで使われる漢字が異なる同音異義語(異義語とは呼べないかもしれない)の場合はやっかいである。
アンケート調査の「かいとう」とテストの「かいとう」は、どちらが「回答」で、どちらが「解答」なのか、長さと重さはどちらが「測る」で、どちらが「量る」なのか大変紛らわしくて、使い分けが難しい。自信がなければ辞書を引くのが鉄則で、それを理解するしかない。
「漢字違いで大違い」なので注意しなければ。
なお、英語にも同音異義語があり、綴りは違えど発音は同じものが結構ある。それに加えて、例えばbear(動く)とbear(熊)のように全く同じ綴り&発音なのに別の意味を持つものも存在する。他の言語のことはわからないが、きっと同じようなことがあるだろう。
言葉を正しく使うのは難しい。


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